伝統構法
「伝統構法の定義」
地域、気候風土によって幅がありますが、最大公約数的な要素を抽出して、伝統的構法を「丸太や製材した木材を使用し、木の特性を活かして日本古来の継手・仕口によって組上げた金物に頼らない軸組構法」と定義します。
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「伝統構法とは」
大まかに言うと西洋建築学の影響を受ける以前の日本建築のことであり「木の特性を活かし、木と木を組み上げて建物を構成する」のが最大の特徴です。自然に対抗するのでなく自然と共生する価値観、多様で不揃いな自然素材を巧みに活かす高度な知恵や工夫が見られます。
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[伝統的な建築には]
おおまかに言うと社寺・数寄屋・民家の3種類がありますが、それらを通底している共通の大工技術やその技術を成り立たせているしくみを「伝統構法」としてとらえています。
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参考:
「伝統構法の定義」
⇒伝統的構法の設計法作成及び性能検証実験検討委員会
「伝統構法とは」⇒木の家ネット・在来工法との比較
「伝統的建築には」⇒木の家ネット・伝統構法をユネスコ無形文化遺産に!
「伝統構法万歳」⇒木の家・古川設計室
[木の家ネット]⇒「伝統構法を守り日本の風土に適した住まい造り」を目指す職人集団