自然意匠=NatureSense.jp

森の再生

里山の再生

暮らしの再生






気候風土適応住宅



[木の家ネット]サイトから抜粋⇒

2020年から省エネ基準で義務化される外皮性能基準を満たすことが困難な伝統木造などの住宅については、外皮性能基準については適用除外とするしくみができることになりました。これが「気候風土適応住宅」です。
 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

将来の景観に寄与する美しさをもち、環境負荷も少なく工夫された家であれば、時代を越えて残っていく可能性が高くなります。時代を越えるということは、住まい手が変わっていくことが前提です。あまりにも個性的な、時代性の強いデザインの家だと、維持されていくことがむずかしくなりかねません。

意匠面でも「百年後にも住みたいと思われる家となりえるか」を考えることが大切です。また、古民家に住んでいる人でさえ、江戸時代のままの状態で暮らしているわけではなく、現代の生活に合わせて住みやすくする改修を行っているはず。

人々のライフスタイルの変化や設備関係の進化などに伴って、あとからの間取り変更や設備の改修がしやすい構造であることも重要です。木造軸組工法は、その点では、有利といえるでしょう。

改修とまでいかなくても、日常のメンテナンスがしやすいことも、将来の景観となるぐらい長寿命の家には必須の要素です。伝統木造のつくり手には、大壁にして断熱材を入れることについて懐疑的な人も少なくないのですが「中のつくりが見えない」ということが、維持管理のしにくさにつながるのではないかと危惧しているのです。
 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

総合的な環境性能と地域性豊かな暮らし方の実現

「気候風土適応住宅」は、自然と共生するライフスタイル、長寿命性、製造・廃棄時エネルギーの小ささなど、光熱費のみに注目する狭義の省エネよりも幅広い視点で見た時に、資源循環型の持続可能な社会を積極的につくりだす、すぐれた環境性能をもってます。

また、その地域の気候風土に根ざして作られており、全国どこにいっても同じ造りの規格型住宅と比べて、地域の独自性や文化を体現するものでもあります。

気候風土適応住宅の性質が、どのように環境性能の優位性としてとらえられるか、いくつかの観点でひとつひとつ、みていきましょう。


[ 地域材の利用 ]

住んでいる地域の上流の木材を使うことで、山に還元される結果、山は健全に維持され、鉄砲水や山崩れのリスクが減ります。


[ ライフスタイル ]

「開放型」の住まいでは、四季の移り変わりを肌で感じることができます。大きくあいた窓から向かいの山を愛で、庭先の家庭菜園で育てた野菜を土間に取り込んだりといった、自然と親しむ暮らしは、自然環境との共生の感覚を育みます。

また、人とつながりにおいても、わざわざ玄関から呼び鈴を押して室内に招き入れられるというほどでなく「野菜ができたから」と持って来る人に縁側や玄関土間で一休みしてもらう、近くの子どもが家にあがらず、そのまま濡れ縁やウッドデッキで遊んでいくなどといった、半屋内半野外の緩衝地帯があることで気軽にコミュニケーションができ、人との交わりを豊かにします。


[ 長寿命 ]

「無垢材を使い、金物を使わない木造軸組の構造体は樹齢以上の耐久性をもつ」などとよく言われています。適切な維持管理がなされれば、100年以上住み継がれる古民家ともなり得ます。構造材の状態が点検できる、木組をあらわした作りは、維持管理のしやすさにつながります。

また、軸組構造であることから間取りの可変性が高く、生活スタイルの変化に追随しやすいので、世代を越えて住めるという寛容性があります。20〜30年で建て替えられることが多い量産型の住宅と比べて、うんと省エネです。


[ 自然素材 ]

無垢材、土壁、竹、和紙、など、自然素材での家づくりは、製造や廃棄のエネルギーが少なくて済みます。

木の繊維や羊毛など、自然素材の断熱材は、外皮性能においてはグラスウールやスタイロフォーム、ネオマフォームなど、石油化学製品の断熱材ほど高い数値は出ません。

しかし、水分や空気が出入りできる透湿性や吸湿性があり、さらりとした空気で自然で心地よい室内環境をつくりだす結果、機械空調に頼ることが少なくてすみます。


[ 薪ストーブ利用 ]


太陽光発電が省エネの代表選手のように言われますが、間伐材などを積極的に薪として利用することも、化石燃料や電気によらず暖をとるので、省エネです。

間伐材をそのまま森に放置しておくよりもCO2削減にも寄与すると言われています。薪ストーブがもたらす温感は輻射熱によるため、エアコンなどの空気暖房であたたかいと感じる室温よりも2〜3度低い温度で満足を得られることも知られています。
 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


参考:
「気候風土適応住宅」⇒木の家ネット・チラシができました。

[木の家ネット]⇒「伝統構法を守り日本の風土に適した住まい造り」を目指す職人集団。






素材について






□ 株式会社自然意匠=NatureSense.jp
□ 〒337-0051 埼玉県さいたま市見沼区東大宮4-12-7-5F
□ E-mail:contact_us@naturesense.jp

□ 更新: 2018年9月10日 (月) 16:13

Top
Company
Concept
Project
Link
RecruitDentoukouhou □ Kikouhuudo


Copyright©2014 NatureSense inc. Allrights reserved.